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2009年12月01日

看病する側・される側の心のこと

僕ボクサー母の闘病生活

痛みの段階もピークで、薬の副作用やら腫瘍の圧迫やらで

母は体力的・精神的にヘトヘトな状態です。



看病の為に毎日病院に通っている父も、最近疲れを感じている様子。

母の一つ一つの細かい要望に、イラッとしたりしてしまうようで。

相手は病人だから優しくしないといけないんだけどね と

家に帰ってポロッとこぼしています。



母の方も、お父さんは私のお願い全然聞いてくれない と

こんなんだったら毎日病院に来なくていいのに とまでタラ~




薬の副作用で意識が朦朧とする日が続いているある日、

母は突然ひどい痛みに襲われたので、

医者はエコノミー症候群(血管に血栓ができる病気)を疑いました。

CTを撮ったり、レントゲンを撮ったり・・・


その結果、血栓は見つかりませんでしたが

ろっ骨が折れていることが判明しました。



不幸中の幸いと言うのか何なのか・・・



それからまた一段と不自由な闘病生活となり

誰かの手を借りないと背中を掻くことさえできなくなっています。






それから2人の気持ちが変化しています。



私ももっと早くにそのことに気付けばよかった。


緩和ケアもたくさん利用すべきでした。


母と同じように、闘病生活で困ったことや疑問に思ったことがあれば

どんな小さなことでも医者や看護師に話してください。


患者本人だけでなく、ご家族も同じです。



患者会(ゆんたく会) ※1 も、少しは心の支えになるかもしれません。



一人で抱え込まなくていいんです。


みんな同じなんです。

※1 患者会(ゆんたく会)

 琉球大学医学部附属病院がんセンターが中心となって

 沖縄本島の南部地区・那覇地区・中部地区・北部地区で、毎月1回

 開催されている、がん患者・がん患者の家族・遺族・医療関係者等で集まり、

 悩みを打ちあけたり、相談したり、体験談を話したりする場です。


 
 このブログでも北部の患者会に関しては前もって宣伝しています。

 現在は北部地区医師会病院のスタッフが、北部地区の患者会をまとめています。



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この記事へのコメント
こんばんわ。

医者や看護師も、何でも相談出来る姿勢を見せ、相談出来る雰囲気を作らなければいけないと思います。

私は、癌と診断されたら病期(ステージ)の如何に関わらず、緩和療法を開始する方がいいのではないかと思っています。
Posted by samurasamura at 2009年12月02日 00:15
>samuraさん

緩和ケアの重要性を今になって実感しています。

母をはじめ、父も私も他人に頼らなくてもどうにかなるさ!という気持ちがどこかにあるのかもしれません。

緩和ケアの役割をきちっと把握していれば、もっと早くから利用していたのかな・・・と思っても後の祭りでしょうか。

緩和ケアについてもっと情報を広げていく必要があるのではないでしょうか。。


コメントありがとうございました。
Posted by ゆっきぃ at 2009年12月03日 09:39
 
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